殺伐とした事件に思う。

雨、雨、雨の毎日ですが…。
そろそろ梅雨の終盤のとどめのような降りかたです。
エアコン付き新型洗濯機の宣伝を、あと何年経ったら身近な電化製品になるのか。なんて事を思いながら見ている。
じゃんじゃん雨降りの予定のない休日。

テレビでは殺伐とした事件の話ばかりが流れてる。
子供を殺す親、親をなぶり殺す子供。
自分が手にかけたのに被害者を平然と装う親。
母親を殺した後にサッカーを不法侵入した家で見入る子。パチンコに興じる子。
事件を起こすまでは普通に見えていた家族にいったい何が蓄積されてきたのだろう。
簡単に語れない深い闇を感じるが、どこかにきっと闇の入り口があったに違いない。

生きにくい世の中だと思う。
豊かさがいけないのか、貧しい時代の方が生き方も単純だったかもしれない。
必死になれるものがあった。
今では無理なくほとんどのものが手に入る豊かな時代。
それに反して人の心は枯渇している。
希望が見えないのか。
愛情が見えないのか。
苦しむ事に慣れてないのか。

金で買えないものを手に入れるのはそう簡単な事ではありません。
苦労して、努力して、苦しんで。
それでも手に入らないものは沢山ある。
だからと言って投げ出す事はせず、皆生きていくのに。
もっと打たれ強く、貪欲に、そして優しく生きてほしいものです。

白石 一文の「草にすわる」を読んでいる。

「この人生で良かったはずもなく、さりとて悪かったとおのれを裁くだけの度量もない。ただ、このように自分は生き、生きてしまったという以外に何一つ加える言葉が矢田自身にはない。それでもなお、これからわずかばかりの時間を生きていくためには、これほどの慙愧の念を恩寵の名残と万謝して、彼は生き直していくしかないのだ。」

毎日仕切り直しして生きるというのもありかも知れない。
「生き直す」っていい言葉だと思った。



スポンサーサイト

2006.07.19 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 未分類



コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

kajika

Author:kajika
吾唯足知 (龍安寺のつくばい)
京都が大好き。
1年に数回出かけています。

京都旅行記から始まったBlog。
遅速ながら結構長く続いているものです。
日々の記録も兼ねて続けたいと思っています。

月別アーカイブ

フリーエリア

全記事(数)表示

全タイトルを表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索