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別れ

旅6         谷川 俊太郎


うすれてゆきながら
ますますあきらかになり
あきらかでありながら
すでに消えかかっている


虹は町の上にある
そしてどこにもない
見渡す限りの砂糖黍が
風になびいて


語らなくていいからか
語れぬからか
この現在は肺腑をえぐる


消えながらなおも見えている
見えていてすでに虹は
思いの中にしかない





9年前、照太君を亡くした肩こりさんに送った谷川俊太郎の詩をここに記す。
彼女は照太君を思う時に何度も暗唱していると言っていた。


土曜日、朝4時半に起きて彼女に会いに行ってきました。
ピーカンの晴天。
「今日は運動会をしている小学校が多いんです。」とタクシーの運転手さんが言っていた。
会場に入るとご主人が迎えてくれた。
9年前より白髪が増えたみたい。
さすがに男性。崩れることもなく来客の対応をしていらした。

彼女のいつもの表情の写真がかざってある。
あぁ、やっぱり彼女のお葬式なんだ。
彼女の人柄を表すように大勢の人達が集まってきていた。
友人代表の順子さん(彼女から話はよく聞いていた。)のスピーチはさすが先生をしていただけに上手で涙を誘う。

柩に安置された彼女は戦い終わって安らかな表情だった。
私に「死」とはこういうものだよ、こうやって通過するものなんだよ。と教えているようだ。
私は彼女のように見事に逝き切る自信はない。
わめいたり、悪態ついたり、恨んだり。きっとぶざまな自分を丸出しにすることだろう。
出来るかどうかは別として、あっぱれな彼女の生き様を少しは見習わなければなるまい。
たった9年の短い付き合いだったが濃密で多くのことを私に伝えてくれた人でありました。

しばしの別れです。
再会まで話のネタを溜め込んでおくからね。
待っていてください。



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2014.05.18 | | コメント(1) | トラックバック(0) | 花鹿通信



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2014/05/19 (月) 18:53:52 | | # [ 編集 ]

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吾唯足知 (龍安寺のつくばい)
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1年に数回出かけています。

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