We must love one another or die





We must love one another or die
長田 弘

愛しあわなければ
わたしたちは死ぬしかない。
白い紙にそう刻んだのは、
W・H・オーデンだった。
だが、間違いだった。と詩人は言った。
本当は、こう書くべきだった。
わたしたちはたがいに愛しあい、
そして死ぬしかない、と。
わたしたちは、みな、
死すべき存在なのだから。
それでも不正確だ、と詩人は言った。
不正確というより不誠実だ、と。
たぶん、そうだと思う。
わたしたちは、そのように
愛について、また、死について、
糺すように、書くべきでない。
晩秋深夜、W・H・オーデンを読む。
詩人の仕事とは、何だろう?
無残なことばをつつしむ仕事、
沈黙を、ことばでゆびさす仕事だ。
人生は受容であって、戦いではない。
戦うだとか、最前線だとか、
戦争のことばで、語るのはよそう。
たとえ愚かにしか、生きられなくても
愚かな賢者のように、生きようとは思わない。
We must love one another or die.
わたしたちは、
愚か者として生きるべきである。
賢い愚か者として生きるべきである。
明窓半月、本を置いて眠る。





最近やっと人生は受容であると思えるようになった。
あれもこれも、あんなこともこんなことも受け入れて人は生きているとはみんなえらいし強いなぁ。
年を重ねるとますます大きいものを受け入れなくてはならずアップアップしそうになる。



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2014.03.05 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑念



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