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人の抱える闇

「無知の涙」  永田則夫

ずっと昔に読んだ事を思い出す。
貧しく不幸な生い立ちに育ち社会に出てからも不運が続き、
知識を身につける暇もなく19才のときに4人を射殺して死刑にされた彼が獄中で綴った数冊の本の中の1冊。

事件が起こった当初は世の中を震撼させた。
盗んだ拳銃で国内を移動しながら人を撃って殺していく。
犯人が捕まって背景がわかってからも衝撃が走った。
もしも彼が普通の家庭に育ち普通の生活を送っていたらこんな事件は起こらなかったのかもしれない。
どんな不幸な事情があっても人を殺してはいけない。
そんな常識はわかっていても本人の中でこの行動をとるに至った事情はなんだったのか。


貧困の不幸
不運の不幸
無知であることの不幸



裕福になったこの時代にも無差別に人を殺そうと思ったとレンタカーを借りて人に突っ込む事件があったり、
不特定多数をターゲットにした刹那的な事件が多々起こるとはどうしたことか。
捕まった犯人の背後にどす黒い闇が見えて薄ら寒さを感じてならない。
知らないうちに自分の後ろにもどす黒い闇が見え隠れしているのかもしれないと思うとつい後ろを振り向いて背中をさすってしまう。
 
道を踏み外さないようにしないとね。

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2014.03.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 雑念



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Author:kajika
吾唯足知 (龍安寺のつくばい)
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1年に数回出かけています。

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