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宵山に思う

 2012-07-08
7月に入りました。
まだ湿度の高い日々は続きます。
京都では祇園祭りがスタートして街に提灯が飾られ、「コンチキチン」の音が流れていることでしょう。
いつかは宵山に行ってみたいと思いながら「宵山万華鏡」森美登美彦著を読んでいる。



宵山万華鏡


京都のどこにそんなに惹かれるのと聞かれるといつも説明に窮する。
言葉にしてしまうとどれも当たっているような的外れのような答えになってしまう。
なぜ自分に戻るのに京都でなければならないのか。
自分でもよく判っていないのが本当なのだけれど。
必ずしも寺社仏閣だけが良いのではなく、たとえば目的地に行くまでの町並みであったり。
近道するために曲がった路地で思いがけずに出会った妖艶なお地蔵様であったり。
歩きつかれてふと入った蕎麦屋で女将さんと地元のお年寄りの何気ない会話であったり。
そんな時にタイムマシンで一気に子供の頃に戻ってしまったような不思議な感覚に陥る。

夜の京都はまた格別だ。
闇に隠れてますます現実味が薄れて心が研ぎ澄まされる。
特に東林院の「梵燈のあかりに親しむ会」は印象深い。
明かりが蝋燭だけということもあり、暗闇の庭にぼんやり浮かぶ梵字。
それを見ている人達は自然と声を潜めて話している。
まるで闇に隠れて逢引しているような、密かな本音をポロリと口にしてしまうような不思議な空気が流れていた。


「宵山万華鏡」は表紙のように色鮮やかで暑い夏の幻想的なショートストーリー6話で成り立っている。
賑やかなコンチキチンのお囃子が流れる路地で赤い浴衣を着ている女の子に手を引かれながら歩いている自分を想像しながら眠る読書の夜。



宵山




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