岬に立つ

オサボリをしている間に3月に入り、半ばになってしまった。
時は容赦なく過ぎて行くものだ。
今年はよく雪が降る。
何センチも積もる事はないが寒い日が続く。
ここにきては、寒暖の差が激しい。
体がついて行くのはなかなか大変だが季節は着々と春に向けて進んでいる。
どこからか漂う沈丁花の香り。
家々の庭に咲く紅白の色の梅の花。

2月に娘が出張で貯めたマイルで宮崎、シーガイヤに出かけた。

レンタカーを借りて都井岬に出かけた。
最初ここにドライブに来てから早、20年は経ってしまった。
見渡す限りキラキラ光る海面。
何故だかはっきりと20年前の光景を思い出せる。

宮崎

海から吹く風を受けながら目を閉じればチェックのスカートにハイソックスを履いて髪をゴムでとめている無邪気な娘のはしゃぐ顔が浮かぶ。
あれから随分と時が経ったものだ。
特別な幸せなどなかった代わりに不運な不幸があったわけもない、長い時間だけが過ぎただけなのに胸に熱いものがこみ上げる。
自然と「随分長く生きてしまったものだなぁ。」と声に出す。

若い時はこんな将来を思い描いてはいなかった。
多分理想は高かった。と思う。
その時、その時に道を選んで来たら今の自分にたどり着いた。
後悔しているわけではないのにこの思いは何だろう。
年をとるとどんどんこんな思いが積み重なって行くのだろうか。
難儀なことです。


宮崎



人影少ない夕暮れの岬の美しさのせい。そうしておこう。



宮崎


草を食む馬達の寝床はどこなのか。
ずっと頭数も減って何とも寂しそうな岬の夕暮れであった。


スポンサーサイト

2010.03.11 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 旅行



コメント

そうなんですよねぇ...

「20年前に流行ったよねぇ...」って事が
だんだん恐ろしく感じる今日この頃ヾ(;´▽`A``アセアセ..
でも20年ってあっと言う間だった気がする(;^_^A
全然成長してないし...σ( ̄◇ ̄;) ワタシ
花鹿さんみたいに もっとしっとりした大人になりたいなぁ(^^ゞ

2010/03/18 (木) 22:41:18 | URL | はにぃ~♪ #gfAHeF2. [ 編集 ]

でしょでしょ。

年を重ねるとはいい事が指の間からすり抜けてカラばかりが残っていくような気がして寂しいものですが、ホントは重ねた時間が熟成させた見えない宝物があるのだと信じたいものです。

私ってしっとりしているように見えますか?
実体はちょっと(?)全然(?)違うんだなぁ。
必ずどこかが抜けてるおばさん。これが私です。

2010/03/19 (金) 21:46:09 | URL | 花鹿 #- [ 編集 ]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

«  | ホーム |  »

プロフィール

kajika

Author:kajika
吾唯足知 (龍安寺のつくばい)
京都が大好き。
1年に数回出かけています。

京都旅行記から始まったBlog。
遅速ながら結構長く続いているものです。
日々の記録も兼ねて続けたいと思っています。

月別アーカイブ

フリーエリア

全記事(数)表示

全タイトルを表示

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブログ内検索