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唯一の外出

休みの間、唯一のお出かけが昨日横浜まで「海のエジプト展」へ。
アレクサンドリアの海から引き上げられた古代エジプトの末期からギリシャ、ローマ時代への転換期の遺跡が展示されている。
夜中までゲームに興じていた娘を何とか起こして出かけたのがすでに昼近い。
先に中華街でお昼を食べてからエジプト展を見に行こうと湘南新宿ライナーに乗り込む。
接続が良くなって横浜、鎌倉は随分近いところになった。
渋谷で何とか席に坐れてホッとした。恵比寿を過ぎると乗車人数も少なくなり外の風景も広がってくる。
一番端に坐っていた私の横には出入り口のと座席の敷居にもたれて背の高い若い男性が背を向けて立っていた。
大崎駅を出たあたりで坐っている私の頭上に彼の背中が覆いかぶさってきた感じがして頭を引っ込めた。
どうしたのかと思った瞬間大きな音がして彼が倒れた。
思いっきり強く扉に頭を打った音がした。
慌てて回り込んでみると顔面蒼白で脂汗をかいて倒れている。
意識はなんとか戻ってきたらしく、「大丈夫です。」と言っているが動けない。
しこたま強く打った後頭部に手を当てて声かけながら腕をつかんで起こそうとしてもとても一人では起こせない。
向かいに坐っていたカップルの男性が駆け寄って手伝ってくれた。
私が坐っていた席に坐らせて様子を見るが顔色が相変わらず悪い。
エアコンの効いている車内でびっしょり汗をかいている。
電車は暫く止まらないが「とりあえず次の駅で降りましょう。」と伝える。
そばで見ていた女性が自分の持っている凍らせたお茶のペットボトルを「使ってください。」と私にくれた。
向かいに坐っていた老人は「駅員さんに伝えて休ませてもらいといい。」と声をかけてくれる。
こんな時になんだけど、周りの人の優しさを身近に感じて日本も捨てたものじゃない。などと不謹慎にも思ってしまった。
やっと次の駅、西大井に着いて彼の手を取って降り、ベンチに坐らせる。
娘が駅員さんを呼んで来るまで話を聞いてみると彼は日本人ではなく、日本語が良くわからない。
中野に住んでいて川崎の友達の家に行く途中。
てんかんなどの病気は特に無く、前日寝ていないようで脳貧血を起こしたらしい事を聞き出した。
迎えに来た駅員にかいつまんで伝えてお任せしたわけだが。

後から考えてみれば、もしかして、ろくに食事も取っていなかったのではないか。
留学か仕事をしにきたのかは判らないが、寝る時間も惜しんで無理をしているのではないか。
少しのお金を渡してあげても良かったのではないか。
色々な思いが巡ってくる。
都心の雑踏を歩いていて日本語以外の言語が耳に飛び込んでくる機会が最近とみに多い。
様々な国の人が旅行だけでなく様々な事情を抱えこの国に住みついて生きている。
日本人ですら今を生きるのに精一杯な昨今、海外の人にとっての生きにくさはいかばかりか。

青ざめた顔の彼は今頃どうしているのだろうか。
元気になったかしら。などと考えるとその晩は何故か寝つきが悪かった。


deni2[1]


さて、階段に消えた彼を見送って次に来た電車に乗り込んで石川町で降りる。
娘お待ちかねの中華街。


2009.8.14.海のエジプト002



街の雑踏や活気は3年前に来た時とそう変わらない。
お店も大体のところは変わっていないように思う。
今回は梅蘭のやきそばを頂く。
テレビなどで紹介されていたいたので楽しみ。
焼き固められた焼きそばの中からあんかけの具が出てきてなかなか美味しい。
娘の食の進み方で気に入った事が窺える。
デザートの杏仁豆腐も美味しい。

腹ごしらえを終え、中華街でお婆様の喜びそうなあんこでどっしりと重い月餅や飲茶セットなどのお土産を買い込んでからみなとみらいせんに乗って移動。
「海のエジプト展」会場は夏休みということもあり、子供達で結構込み合っている。


2009.8.14.海のエジプト001

会場に入ったところですでに疲れていたがせっかく来たからには頑張りました。
様々な展示物の前でヒソヒソとする雑談が結構面白い。
50代の夫婦が王妃の肖像の前で・・・。
夫が 「なんでみんなこんなに細いんだろう。お腹も出てないし・・・」
誰も聞いてないと思っていただろうがそれを聞いて我々親子は奥さんの腹部を眼で探していたのを本人達は気づいていない。
そして二人で顔を見合わせクスクスと密かに笑った。
また、別の男性は「同じ石の細工でも奈良の大仏と比べたら日本の方がずっと繊細だ。」と感想を述べていた。
時代が違うし大仏は石造ではないし。
比べようがないでしょうが・・・。 恥ずかしい・・・。

人混みで馬鹿正直な感想を話したり、聞きかじった定かでない知識を披露したりすると恥をかきます。
気をつけなくっちゃね


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2009.08.15 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 日常



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Author:kajika
吾唯足知 (龍安寺のつくばい)
京都が大好き。
1年に数回出かけています。

京都旅行記から始まったBlog。
遅速ながら結構長く続いているものです。
日々の記録も兼ねて続けたいと思っています。

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