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バランス感覚

 2009-07-19
またまたすっかりご無沙汰日記になってしまった。
梅雨が明けたと思ったら灼熱の日々。
暑さの中で、いつもの生活を続ける事自体に努力がいる。

仕事では新人が軽井沢研修に出かけたのと管理者が韓国に遊びに行くのと、あげくに連休前で忙しいのとの三重苦。
他店舗からの応援者はそれ程慣れていない。
結局夜は一人で居残りしないと仕事が片付かない。
何とか乗り越えて休みに入ったら体がだるくて何もする気が起きない。
体に良いと謳われている(これまた怪しいと疑いながらも、)サプリメントを無闇に飲んでいるけれどやっぱりだるい。
スイッチがオフになるとすっかりだらけモードになってしまう。
去年はこの暑さの中、祇園祭に夜行日帰りで出かけたのになぁ。

こんなだらけた私ですが、やっとのことで村上春樹の「1Q84」、前編<4月-6月>を読み終わり後編に入った。
なんとか霧が晴れ始めてこれからが面白くなる、と言ったところでしょうか。
重くなく、かといって軽くもない。
なかなか現代を生きる人間の風潮を的確に言い当てている。
あれよあれよと引き込まれる感じがします。
前編最期の数ページ前に気になる一文があった。

チベットにある煩悩の車輪と同じ。
車輪が回転すると、外側にある価値や感情は上がったり下がったりする。
輝いたり、暗闇に沈んだりする。
でも本当の愛は車輪に取り付けられたまま動かない。


主人公の一人、青豆さんは子供の頃に離れ離れになった深く愛する人を思いながら生身の人間としてのバランスを取るために行きずりの男と一夜を共にする。
それをチベットの煩悩の車輪に例えているのだが、
人の感情の中では愛情ばかりでなく様々な感情を無意識のうちにバランスを取っているものだと思う。
毎日上がったり下がったり変動の激しい自分の様々な感情を車軸にあるもっとも核となる信条、大げさに言えば信念のようなものを主軸にしてバランスを取っているのかもしれない。

最近ではそのバランスをうまく取れないことで心を病んでメンタルクリニックを受診する人が増えているのだろう。


                          natu6281[1]

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