押し迫ったこの頃なれど、有給三昧の私は昨日、神田神保町に出かけた。
久しぶりだ!
大学受験の恐怖に慄きながら友人と毎日通った本屋街。
暮の掃除に慄きながら出かける私って変わらないのね。
寒空の中、開け放たれた店に並ぶ古書を眺めれば昔手にした本を発見して人目もはばからず「おぉ!!これこれ。」と声を発してしまう。
古書独特の匂いも懐かしい。
ムンクの「叫び」が表紙だった五木寛之先生のシリーズ本。
芥川賞受賞の作家柴田翔の「されどわれらが日々」「贈る言葉」のハード本。
学生運動、学生闘争の残り香が学校に漂い、知的で怠惰な空気に憧れて感動していた頃。
人生で一番本を読んでいた頃。
お金が残った時は憧れの喫茶店『さぼうる』でお茶をする。

いまだにあの雰囲気がそのままなのが嬉しい。
氷屋さんから氷を仕入れ、アイスピックでカッカッと砕いてグラスに入れる。
苺の生ジュースは定番です。
壁のレンガには代々の大学生のいたずら書きが残っていてそれを読むのも楽しい。
暗がりの中でレポートを書く大学生、角を付き合わせて打ち合わせをする出版関係者(?)。
この町は昔から変わらない雰囲気がある。
来る人皆本が好き、ということ。
書泉ブックマートで書籍を買い、毎月変わるしおりをゲットするのもお楽しみ。
皆さんが暮のお掃除やらお買い物やらに忙しい中、楽しい古本探索した1日でありました。