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第七回 五木寛之 ふたり塾 その2

前半の五木先生が語った色々な話はここで始めて話す内容ではなく色々なところで語ってきた事だった。
むしろ同じことを何度も人に語れる事を自負されているようだ。
真実は普遍であり、ゆるぎないということか。
りきみもなく、サラサラ流れるように語るその内容に不覚にも目が潤み鼻水まで出そうになり、慌てて視線を逸らす。
そこにいる誰もが自分の生活に話を投影し、こみ上げる熱いものに揺さぶられていたに違いない。

中休みをはさんで後半の最初は五木先生お奨めの若いユニット「オトロジー」の生演奏で始まった。
歳を取ると情が薄れる。
情理共に兼ね備えた人でなければいけない。
その為にも脳トレならぬ情トレを先生は勧められる。
その際たるものが音楽を聴くこと。
この場で音楽を聴くことになろうとは。これもサプライズなプレゼントだ。

後半は自己紹介の後、フリートークになった。
どうしても自分の事を話したい熱心なファンの繰り返される話も嫌な顔せずじっくり耳を傾けていらした。
こんな場面はしょっちゅうだろうに…。
そんな姿を見てますますお坊さんの説法に似ている、と思ってしまう。
一番印象に残ったトークでは、
若いブラジルと日本のハーフの女の子の失恋の経緯をじっくり聞いていた先生。
どんな風にアドバイスするのかと思っていたら先生の第一声は
「こうしなさい。とかこうなのだよ。というアドバイスは出来ない。
ただ一つ言える事は、貴方が彼を大好きになった事、
人を愛する事が出来た事が素晴らしいじゃないですか。」
そう答えられた。

この感覚は自分によく似ている。
一種自己満足に似ているかもしれないが、物事思い通りにいかなくても、たいした成果が上がらなくてもその気になった自分がえらいじゃん。なんて思うことがあるのだ。
そんな風に考えられる自分もまんざらではないな。
若い彼女の話を聞きながら自分を投影して肩の荷を降ろしているのは私だけだったのか?

いつまでも聞き足りない、もっともっと、と思うファンを尻目にお忙しい先生は会場を去る時間がきた。

兵どもが夢の跡。
何だか、長いようであっという間のような…。
気が抜けてヘナヘナしている私達にポプラ社がビュッフェ形式の軽食を用意してくれた。
会場を変えて皆でまずはシャンパンで乾杯をしてこの日の話やお互いの親交を深めて時は過ぎていった。

そうそう、お土産に頂いたのは五木先生直筆各自の名前入りの「林住期」と4冊組み五木寛之ブックマガジン。
ポプラ社から「えんぴつで万葉集」。
こんなにしてもらっていいのだろうか。
少々罪悪感にかられる私です。
林住期が二冊になったので1冊お爺に貸してあげてます。(オホホ…)

この「ふたり塾」をもとに11月に本が出版されるそうです。
その時には同窓会が開かれるそうな…。
仙台の友人と秋に再会を約束して夜遅くに新宿から出る夜行バスまで見送ったのでした。


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2007.08.30 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 五木寛之ふたり塾



コメント

深いですねえ・・・

ずっと以前は、五木先生をダンディーな風貌とファッションから
「すかしたヤツだ」な~んて思っていたことはこの際秘密。

神社仏閣を巡る巡礼をされている昨今、見方は180度変化しました。

いい時間でしたね~。
活字で読む世界とはまた違った世界にふれられて・・・。

でも、惜しいなあ。
わたしも花鹿さんと参加したかったわ~・・・・。

時々、無性に・・・花鹿さんと話をしたくなります。花鹿さんは、精神面で話を聞きたい、話したい、誰にもとって変われない人なの。

2007/09/01 (土) 21:34:14 | URL | 重度の肩こり #- [ 編集 ]

私も肩こりさんの事、いつも気になっています。どうしているのかな~って。
南禅寺の三門での風景を共有した仲ですから。どんなに離れていても気持ちは近くにいると思っています。
近いうちに会えるといいね。

2007/09/01 (土) 23:27:09 | URL | 花鹿 #- [ 編集 ]

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Author:kajika
吾唯足知 (龍安寺のつくばい)
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