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旅の神髄

日常は代り映えのない日々。
職場と家との往復。
母親の横に寝て、浅い眠りの中で母のたてる物音に目覚め声掛けしたり介助したりするうちに朝になる。
なかなかゆっくりする時間も、ましては旅に出る機会も皆無な日々。
人はどれだけ倒れず頑張れるのか。
心や体を病んで仕事もできない、自分の部屋からも出られない人が多々いて
医師の診察を受け様々な薬を服用する患者でメンタルクリニックがはやっているのに…。
時々はキレながらも普通に走り回っている。
一種、限界への挑戦的な…。

テレビで「そうだ京都へいこう。」の映像を見たりすると心が揺れる。
行けたとしてもけして楽しく過ごせるわけもないのに。
目を瞑って思い起こそう。
ワクワクしながら歩いた京都の街中や山里の道を。

人生の特別な一瞬」 長田 弘

長田のこの詩文集の中の「不思議な時間」の一文は
私の一人旅の神髄をまさに言い当てている。
一人でしかできないささやかな旅。
知らない町で聞きなれない方言で語られる日常の会話。
横丁を曲がった道端に祀られるお地蔵さまのかわいい姿。
バスの中で語られる大学生の理想論や恋愛話。
喫茶店のモーニングでは常連の年寄り達が朝刊を広げながら政治から近所の話題まで
独自の理論を振りかざして語り合っている。

どこにでもありそうな日常が知らない町ではなんだかいとおしく輝いて見えてくるものだ。
京都の街で触れる人々の日常が私の心を更新する機会になっている。

いつかまた楽しく一人で京都の街を歩ける日まで。
千年の都、京都は逃げないのだから。



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2016.02.24 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 京都



日帰り京都 2

日向大神宮から降りてきて蹴上の駅に戻った。
なかなか計画通りではないか。と早々に足の疲れが来ていることを気のせい、気のせいと思い込みながら
地下鉄で三条京阪で降りる。
ここの目的は古美術の「てっさい堂」。
いつもながら目の保養。小皿1枚で5000円はするものばかり。
何か気に入ったものがあれば、と思っても高いしこれぞと思うものにめぐりあえず撤収。
次はお香の「尾張屋」
商売っ気の少ないご主人に「かおり丸」を出してもらう。
丸い可愛い玉の中に香木が入っている。お土産にちょうどいい。
自分用のにほい袋も手に入れた。
昼食は「八起庵」で軍鶏の親子丼。
デザートまで付いているのでお腹いっぱいになった。
カウンター席で隣に座った女子も一人旅の様子。
勇敢にもお店の人に料理の内容について質問していた。

お腹いっぱいになって午後はもう少し長い行程の里山散策。
バスで京大農学部まででて吉田神社から吉田山を登る。
アスファルトの道を外れて枯葉の堆積した道に入ると足には優しいけど道に迷いそうで不安になる。
勿論先を歩く人もいないのだから。
それでも標識を頼りに何とか吉田山公園を抜けて「茂庵」にたどり着いた。

吉田山 茂庵

森の木々にすっかり溶け込んだこの建物。
同化していて何の違和感もない。


吉田山 茂庵


二階の窓側の席に陣取った。
乾ききった喉に柚子ソーダの刺激がたまりません。
京都の街を遠く眺め、心地よい風に吹かれながらボーっとする。
周りの人の話し声も風でゆれる葉の音と混ざり合って眠りを誘う。
なんて心地よいひと時でしょう。
このままうたた寝できたらもっといいのに。



気を取り直して。
なんたって日帰りなんだからそんなにのんびりも出来ないわけで。
居心地の良い茂庵を後にして真如堂へ向かう。
森を抜けると夏のような厳しい日差しの中歩く歩く。
リッチな「吉田山荘」の脇を通り抜け一路「真如堂」へ。


真如堂


緑の色の何と鮮やかなことか。
青もみじと三重塔は素人カメラマンが撮っても絵になる。

そしてもう一度来たかった真如堂から金戒光明寺までの墓地散策。
NHK大河ドラマで脚光を浴びている会津藩の殉教者の墓地もある。
さすがに会津藩の墓地は高齢の男性集団が訪れて賑やかであった。


金戒光明寺

高台の墓地から京都市内を見渡せる。

金戒光明寺

ふり返るとこんな感じ。
日中の墓地は明るくて気持ちよいぐらいだが、日が落ちてからここを登るのはちょっと遠慮したいな。

真如堂まで到達したら今回の里山お墓散策の計画はほぼこなすことが出来て満足。
丸太町通りまで出てバスに乗って四条方面に向かった。

最後は三条大橋からおなじみの鴨川。

鴨川

この日の青空に広がる鴨川の姿はいつものことだが開放感と変わらない様子に安心感と。
まるでふるさとに舞い戻ってきたようなそんな気持ちにさせてくれる。
明日への活力も貰える京の風景なのだ。

おなじみの「華楽」はなぜか定休日でもないのにやっていない…。
結局夕飯抜きで夜遅くに家に帰ってみれば携帯の歩数計は28000歩を示している。
今回もホントによく歩きましたとさ。




2013.06.01 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 京都



日帰り 京都 1

今年のはじめに体調を崩してからなんとなく旅にでるのに躊躇していたが、やっと行く気になった。
前日の晩から何だか興奮気味。
久しぶりの京都散策行程の大体は頭の中で立ててある。

いつものようになるべく人のいない静かな地へ。
地下鉄蹴上の駅を降りて坂を上っていく。

琵琶湖疏水

琵琶湖から引いた水はここから南禅寺方面に流れていく。
橋を渡って
日向大神宮。


日向大神宮

今回はなぜか山歩きになった。
汗をかきながら何も考えずに歩く歩く…。


日向大神宮

ここで道を間違えて左の階段を登って墓地に迷い込んでしまった。
墓参りに来たご夫婦の自信を持った歩みに釣られてしまった。
元へ、ここまで戻って鳥居をくぐりのぼり直し。
神社には勿論誰もいない。社のかやぶきを直す職人さんが作業をしているだけ。
しめしめ。
神社の裏手には天岩戸なる大きな岩がありその中をくぐれるようになっている。
中は真っ暗で得体が知れない。

天岩戸くぐり

誰もいないことをいいことに大きな独り言を。
「キャー、真っ暗で怖いよ、怖いよ。」
なんて言いながらズンズン入っていく。
ぐるりと通り抜けながら「なるほどね~。」
出てきたところで地元のウォーキングのおじさんにばったり会ってしまい、「こんにちわ。」なんて言ってみる。
そのまま裏の獣道のような細道を行けば南禅寺に抜けるらしい。

京都もまだまだ知らないことがあってワクワクしちゃうね。
南禅寺抜けの道は今回断念して蹴上に戻った。


ネコ

坂道の途中で出会ったネコ君。
愛想良い声で鳴いて上がってきたわりには道の反対側で耳を立てて警戒している。
近寄ったらスタスタ去っていってしまった。

つづく・・・。






2013.05.29 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 京都



師走の京都で

何とか有給を取って京都に出かけた。
一段と冷えた京都に。
今回は休みを取った娘と一緒に。

おかげで少し生活を引きずりながらめぐるので瞑想は封印。


恵文社

一乗寺にある恵文社。
マニアックな品揃えの本屋さんです。
「詩のこころを読む」 茨城のり子
「京都でのんびり」 小林由枝
の2冊を買い求めた。
土門拳のエッセイもそそられたが買うなら写真集の方だろうと断念。


無鄰庵

南禅寺近くにある無鄰庵。
ここは山形有朋の別荘。
南禅寺の裏の東山を借景にした庭園で琵琶湖疏水から引いた水がとうとうと流れている。

無鄰庵

南禅寺からこの辺りは水が豊富で街中を歩いていても水の流れる清楚な音が溢れている。
東山の景観は私の中では特別なものになっていると見るたびに思う。

無鄰庵


   幻の花   石垣りん

庭に
今年の菊が咲いた。

子供のとき、
季節は目の前に
一つしか展開しなかった。

今は見える
去年の菊。
おととしの菊。
十年前の菊。

遠くから
まぼろしの花たちがあらわれ
今年の花を
連れ去ろうとしているのが見える。
ああこの菊も!

そうして別れる
私もまた何かの手にひかれて。

              「詩のこころを読む」より




2012.12.24 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 京都



暑い暑い京都へ

夏休みの期間中、娘の京都出張に便乗することにした。
京都はちょうど七夕祭り。
六道の辻あたりは盆の迎え。
お精霊さんを冥界から呼び寄せる鐘が響いて賑わっている。
日中に見ている分には色とりどりの華やかなお祭り騒ぎに見えるがきっと夜には別な、ちょっと怖い雰囲気に違いない。
京都には珍しい風が吹き、それも何だか怪しさをかもし出している。
来週になればつかの間のこの世での再会も五山の送り火であちらの世界に戻らねばならない。
お精霊さんの短い休暇をそれぞれの家でゆっくり過ごしていることでしょう。

今回のお楽しみは五条坂に並ぶ陶器市。

夏の京都2012.08.07

吾唯足知の皿

3.11の地震でお気に入りの急須のふたが見事に割れてから気に入ったものに出会えずにいた。
焼き物は九州にいたときに有田、小鹿田、薩摩、上野など連れられて窯元まで出かけてから好きになった。
今回は滋賀在住の友人も是非にということで同行。
じりじりと太陽に照らされながら汗びっしょりになって焼き物めぐり。
普段使いものもはいくつか即決したが気に入った清水焼の中鉢は散々考えた挙句に断念。
通常22000円のものが16000円になっていて悩んでいる私を見ておじさんは15000円までまけてくれると言ったが
考えてみれば使えないようなぁ、割れたらショックやし…、飾る場所もないし。
太陽に焼かれながら悶々と悩む。でも楽しい。
好きでなければ出来ないことです。
友人も色々物色している。
初日は大物には手を出さない。
好みは結構似て非なるものはあるが、大体どこに目が行っているか、彼女の好みはわかる。
夕方4時前に娘が名古屋から京都に来るので1日めは夕方4時ごろに京都駅で別れた。
夕方から娘と祇園、先斗町を散策。
お目当ての華楽は定休日で残念でした。

翌日
清水寺は千日参りでにぎわっている。

夏の京都2012.08.07

しかしお目当ては隣の成就院。
借景式庭園「月の庭」を見に行く。

夏の京都2012.08.07

成就院に続く道すがら、色とりどりの前かけを掛けたお地蔵様。
清水に行く多くの人はこの上を上がっていきます。
少し脇に逸れただけでこの静けさ。
成就院には中島潔の襖絵が奉納されているが今回は公開されていなかった。

成就院襖絵

いつかはこの迫力の襖絵を見たいものです。

京都には珍しく涼しいげな風が吹いていて随分助かったけれど暑いことには違いない。

最後にイノダコーヒーからの涼しげな風景を。

夏の京都2012.08.07

良い汗をかいてきました。
体は疲れたが気持ちはすっきりしている。
最近京都に行くときには三十三間堂は欠かせなくなった。
千体の観音様の波動を真正面から受けていると眠くなってしまった。

暑くても寒くても京都はいいなぁ。



2012.08.09 | | コメント(2) | トラックバック(0) | 京都



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プロフィール

kajika

Author:kajika
吾唯足知 (龍安寺のつくばい)
京都が大好き。
1年に数回出かけています。

京都旅行記から始まったBlog。
遅速ながら結構長く続いているものです。
日々の記録も兼ねて続けたいと思っています。

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