久しぶりに更新。
暑さの中、日々の仕事に、色々なねばならないことに追われて毎日を過ごしているとあっという間に時間は流れる。

ひょんな話から夜行日帰りで祇園祭りに行って来た。仕事は休めないので夜行日帰り。
出張じゃあるまいし、日帰りなどやめなさいよ、と誰かさんに呆れられながら京の町を仙台在住の友人と落ち合って歩き回った。
覚悟はしていたもののすざましい暑さの中、山鋒を求めて御池通りを右往左往。

祇園祭とは869年疫病退散を願って始められた八坂神社の神事。
邪気を払うと言われる長刀鋒を先頭に始まる山鋒巡行。
総勢32基。
風はあるもののじっとり汗が吹き出てくる盆地の暑さの中、時折時間が止まった様に鋒が動きを止める。
見ている方もうんざりするが参加している人達は日陰があるわけではないからたまったものじゃないはず。
伝統を守るのは並大抵のことではない。

通りに面した呉服屋さんなどでは戸を取り払い家中を山鋒の絵柄で飾り和服で正装したお得意様を招いて日陰から山鋒を鑑賞する。
カメラ片手に走り回る一元さん観光客と違い、優雅な楽しみ方です。

この鋒は匠たちが縄だけで組み立てたもの。
前日から京都入りしていた仙台の友人は中まで見学してきたとのこと。
7月に入ると京都の街全体が祇園祭一色になるようだ。
もう少し涼しいとじっくり見学できたものを。と思うけど暑くなくては祇園さんじゃないのかもしれません。

通りの角では水をかけた割竹の上に鋒の前輪を乗せ人力で方向をかえる。

鋒と鋒の間には山が何基か続く。
お囃子もなくちょっと寂しいがこの蟷螂山は別名かまきり山とも言われる。
車輪が回ってるなと見ているとカマキリが鎌を振り上げたり、羽を広げたり喝采を浴びていた。

鋒の胴懸はそれぞれ美しい柄だ。
16世紀のベルギー製であったり、なんだか驚きだ。

山鋒を半分も見たら、もうたまらずに彼女のホテルにシャワーを浴びに帰る。
サッパリしてから遅い昼食。
半兵衛麩 のむし養いを頂きに出かける。
腹の虫を治めるためのちょっとした食事といういわれだが、なんのなんの、しっかりお腹一杯になりました。

半兵衛麩さんでもすっかり祇園祭一色です。
京都駅に着くと午前中とは違って空もすっかり真夏仕様。

梅雨明けを実感した暑い旅が終わる。