星野道夫写真展

実は、
前回の納涼会で船に乗る前に職場の人達とは別行動で写真展に一人で出かけた。

「没後20年星野道夫の旅」

彼のホッキョクグマやカリブーの写真に引き付けられたのがはじめで、次に彼の文章に引き付けられた。

「旅をする木」

以前の日記にも書いたが彼の写真や文章には危険な魅力が満載なのだ。
人工的に作られた社会で時を過ごしているが、人も他の生き物達と同じ命である。
広大な自然に向き合うとき、厳しければ厳しいほどますます命の暖かさを感じることが出来る。
北極の厳しいブリザードにすっくと立つホッキョクグマを見るときゾクゾクと鳥肌が立つ。
むやみに怒り狂うことなく、悲しみに捕らわれ悲観することもなく、命を紡ぐため本能に従い狩り、食べ、子をなし。
自然に従い命を代々手渡していく。
北極に生きる動物やエスキモーたちの目の輝きの迷いのない強さに感動する。

自分の生活しているせせこましく時間に追われている情報社会から少し離れたところではあるが
こんな自然の中で命を輝かせている世界が確かにあり、それは行こうという意志さえあれば飛び込むこともできなくはない。
時々、何かに煮詰まった時などは特にそんな魅力に引き込まれそうになって怖い。

写真展は土曜ということもあり盛況で多くの人が北極の自然や生き物たちに食い入って見ていました。
今の私は、そこで買い求めてきた星野道夫の写真集「悠久の時を旅する」を夜な夜な見ては睡魔に襲われてうとうとするのが楽しみであります。





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2016.09.21 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 非日常



憧れのスローライフ

師走も半分が過ぎて今年も残すところあとわずか。
仕事と、予想はしていたけれども日に日に重くのしかかる両親の介護に
身動きの取れない生活にどっぷり入り込んでどのくらいが過ぎただろうか。
気力が萎えてしまっていることを自覚している。
1日が無事に終わるだろうか。
夜には少しはまとまった睡眠がとれるだろうか。
なんだか綱渡りのような日々が続いている。
もちろん私だけでなく家族を巻き込んで協力しないととてもやっていけない。

休日の昼間、何気なく見たEテレの放送が心に残る。

猫のしっぽ カエルの手
京都大原の古民家に住むベニシアさんのスローライフ。
大原の自然もいい。
ベニシアさんの生き方も感覚も素敵。

大原の四季の自然の中で庭のハーブの手入れをする姿。
週末の朝市をめぐり大原の野菜や湯葉を買い求める。
私も朝市に行きたい。

今の私が喉から手が出るほど欲しいゆったりした時が流れてる生活。
ないものねだりと言えばそれで終わりだけれど
心身共に充実したゆっくり過ごせる自分の時間が欲しい。
それにはまず十分な睡眠時間が先決。



2015.12.16 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 非日常



宝物

誰にも宝物といえるものを持っているだろう。
あなたの宝物は何ですか?と聞かれたら何と答えるだろうか。
固定資産、貴金属、車、ブランド品。
地位や名声、名誉。
いやいや。
美しい風景。特別な場所。
暖かい人との関係。
特別な人とのかけがえのない深いつながり。
かけがえのない大事なことの記念品。
感動をくれた作品。
身につけているだけで安心感をくれるもの。
大事な人からの手紙。

自分にとって大事な宝物は実は金銭的にはいたってチープ。
人から見ればたいした価値はないようなものが実は宝物。



そんな宝物があるってことが幸せ。


2012.06.06 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 非日常



幸運の連続。薄氷を渡る。

濃厚な1週間がやっと終わった。
月1回の夜間の仕事があったこと。
切れが悪くて11時過ぎても終わらなかったこと。
定休日に母の定例の通院のお付き合いがあったこと。
ここまでは取り合えずそれほど変わったことではない。

金曜の朝、いつものように朝のコーヒーを入れて「目覚ましテレビ」を見る。
掃除機をかけて、片付けをしてといつものペースで支度をしているときに携帯が鳴った。
大体この時間に連絡が来るのはスタッフが熱が出て休みたい、なんて時だけ。
見ると近所の昔から付き合いがある兄貴のような存在の人からだ。
何だろうと出てみると弱弱しい声で昨日から調子が悪いこと。
昨日はニトロを飲んだら直ったが今朝は1錠飲んでも直らずに2錠飲んだがそれでも具合が悪く、薬が無くなってしまったこと。
どうしたらいいかと電話があった。
数日前に心臓の調子が悪く主治医に紹介されて循環器の専門医を受診することになっていることは聞いていた。
即座に救急車を呼ぶしかないよ。と言ったが本人は近所の手前、救急車はちょっと…。と躊躇している。
家族はみなすでに仕事に出て本人一人しか家にいない。
日々お世話になっている先生の携帯に連絡してみるが移動中で出ない。
仕方ないので本人を連れて病院まで取り合えず行けば、先生も到着するだろうからと
出向いてみると相当具合悪い様子が見て取れる。
救急車が早いか、病院に連れて行ったほうが早いか迷っている時間すら惜しいので車に乗せて出た。
幸運なことに到着しらた看護婦さんが出勤していたのですぐに心電図を取った。
一目で波形が異常なことがわかる。
取り終わった時、医師が出勤してきて見てもらったら顔色が変わった。
即救急車を呼ぶことになりそれまでにとりあえず点滴、内服薬を飲ませ。
そうこうしている間にVfの発作が起こった。
医師、看護婦、私、たまたま居合わせた医師の奥さん。
今考えても恐ろしいが、心臓マッサージをする、呼吸を確保する。点滴を入れる。
駅に設置されているAEDを取りに行く。
医師の指示で騒然となる診察室。
結局電気ショックは3回行われた。
挿管を行うが徐々に自発呼吸が復活してきたので外し、救急車で医師のつてのある大学病院に救急搬送となった。
大学病院のERですぐ処置が行われ、
予想通り鼠径部からカテーテルが入れられ詰まった血管にある血栓を取り除き、バルーンで細くなった血管を広げステントを入れ強制的に血管の広さを確保する治療が行われた。
搬送されてからかれこれ4時間後、処置の終わった本人は意識もはっきりし始めて話もできる状態になっていた。

今思えばなんて怖い1日だったことだろう。
もし、あの電話がかかってこなければ。
もし、あの電話に気づかれければ。
もし、車の移動中にVfが起こっていたら。
もし、医師の到着が遅かったら。
夜、家族が帰宅したときに冷たくなっていたかもしれない。

命のやり取りを担う医者はやっぱりすごい。
できたら一家に一人医者がいたらいい。
いつかは終わる命でも、助けられてまたいつものような生活のクオリティーが保てるのならそれは絶対に必須な医療なのだ。
そのために日々頑張っている。
非常に稀有な体験であった。
そして再度身を正す機会であった。




2012.03.04 | | コメント(0) | トラックバック(0) | 非日常



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Author:kajika
吾唯足知 (龍安寺のつくばい)
京都が大好き。
1年に数回出かけています。

京都旅行記から始まったBlog。
遅速ながら結構長く続いているものです。
日々の記録も兼ねて続けたいと思っています。

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